星天qlayとは

2025.09.09

垣根を超えて、あたたかなつながりが生まれる場に。星天qlayギャザリング vol.13 レポート

個性豊かなテナントが集まる星天qlayでは、「生きかたを、遊ぶまち」というコンセプトのもと、テナント同士がつながり、交流を深める場として「ギャザリング(集会)」を定期的に開催しています。

2025年7月17日(木)には、今年度2回目となるギャザリングを開催。初の試みとなる懇親会では、日頃の近況をシェアし、ケータリングを囲んで語り合う時間も。いつもはお店で顔を合わせる皆さんが、より深くつながるきっかけとなった当日の様子をレポートします。

 

心の距離を一気に縮める!褒めあいながらのアイスブレイク

今回のギャザリングは、Dゾーンにある「“生きかたを遊ぶ” 住まい」YADORESIのコミュニティビルダー・日置さんによるアイスブレイクからスタートしました。

行われたのは、30秒間の褒めあいワーク。ペアになって、お互いを全力で褒め合うことで、場の空気を和らげるアイスブレイクです。まずは日置さん、そしてYADOKARIの姜さんによるお手本に続いて、みなさんもスタート。

「いつも明るくお仕事されていますよね。」
「お店のごはん、本当においしいです!」

など、普段の仕事ぶりや店舗のサービスに対する称賛の言葉があちこちから飛び交い、会場は笑顔でいっぱいに。同じ施設で日々を過ごしているからこそ気づける“お互いの素敵なところ”を言葉にすることで、参加者同士の心の距離が一気に縮まっているように見えました。

続く自己紹介では、「褒められてうれしかったこと」をそれぞれが共有。ほっこりとした雰囲気のなか、ギャザリングがスタートしました。

 

イベントの振り返りと新企画の紹介

その後は、施設のブランディングを担うYADOKARI株式会社・木村さん、姜さんから、これまでに開催されたイベントの振り返り、そして今後の予定についての共有がありました。

さらに、テナント同士のコミュニケーションを活性化させるための、回覧板企画の案内も。こちらは昨年のギャザリングで「やってみたい!」と挙がったアイデアであり、“現場の声”が反映された新しい取り組みとして、参加者の関心を集めていました。

 

まちを巡る新企画「Loop」についての共有も

続いては、ゲストとして参加されたLoop*実行委員会の久下沼さんより、Loopの進捗状況をシェア。今回のギャザリングでは地域の方々がまちを回遊する様子なども紹介されました。

久下沼さん:「回を重ねながら、よりよいイベントに育てていければと思っています。地域の人がまちの中を“ループ”するように巡ったり、テナント同士がつながったり。そんな循環を生み出していくことを目指しています。皆さんのご意見もぜひいただきながら、今後さらに魅力的なイベントにしていけたら嬉しいです。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。」

「Loop」を通して星天qlayと地域プレイヤーがひとつにつながり、にぎわいが広がっている様子を感じることができました。

*Loopは、天王町・星川エリアの飲食・物販・サービス店を、チケット制でお得に楽しめる地域回遊型のイベント。地域に住む30〜40代のプレイヤーが立ち上げた、新たな試みです。第1回は、2025年7月11日・12日・18日・19日に開催

 

「イドバタカイギ」で心あたたまるエピソードをシェア

続いて、新企画「イドバタカイギ」を開催。この取り組みは、スタッフ同士はもちろん、お客様や地域の方々との間で生まれた「ちょっと心があたたまった瞬間」や「小さな変化」を持ち寄って、共有し合うことを目的にスタートしたグループワークです。

以下に、その様子を少しご紹介します!

① 星天qlayで体験した、心があたたまるエピソードは?

まずは4つのグループに分かれて、星天qlayでの日常の中で感じた心あたたまる出来事をポストイットに書き出していきます。

② グループごとにシェア

グループごとにポストイットに書かれたエピソードをシェアしていきます。「うれしかったこと」「お店の枠を超えて誰かを助けられたこと」「助けてもらったエピソード」など、参加者の立場も背景もさまざま。テナントの店長さん、シェアハウスの住民、そしてお客さんとして訪れたときの体験など、それぞれの視点から語られるエピソードに、会場はほっこりとした雰囲気に。

「そんなことがあったんですね、素敵!」
「実は私も似たようなことがあって…」

そんな言葉が自然と飛び交い、会話は途切れることなく続いていきました。

③ 発表タイム

最後には、コミュニティビルダーによって全体への発表が行われました。共有されたエピソードの一部をご紹介します!

・常連さんが、星天qlay内で購入したお菓子を、他の店舗に差し入れてくださるという、施設内でのやさしい循環。

・飲食店の営業時間前、通りがかった常連さんが、窓の外から手を振ってくれたこと。

・数あるお店の中から、わざわざ星天qlayの店舗を選んで訪れてくれるお客様との心温まるやりとり。

空間には一体感が生まれ、ギャザリングはあたたかい余韻の中で幕を閉じました。

 

おいしいご飯を囲んだ、はじめての懇親会

ギャザリングの終了後には、初めての懇親会が開催されました。

会場に並んだのは、Cゾーン「惣ざいと土鍋ごはん 時々クラフトビール。SAI.」さん、そしてEゾーン「MuM’(マム)」さんによるこだわりのケータリング。おいしい料理を囲みながら、あちらこちらで会話の輪が生まれていきます。

左からMuM’さんによる唐揚げと豚バラモロッコ風クスクス添えと、SAI.さんによる3種のおにぎり

普段なかなか話す機会のなかったテナント同士がゆっくり話をしたり、「イドバタカイギ」で紹介されたエピソードの続きが盛り上がったり──。

さらには、新しく仲間入りしたEゾーンのテナントさんが「コミュニティビルダーって何をしているの?」「普段どんな関わりをしているの?」と、素朴な疑問を投げかける場面も。ざっくばらんに語り合うその空間は、まさに星天qlayらしい「つながりの場」そのものでした。

 

垣根を超えて、あたたかなつながりが生まれる場所

今年度2回目の開催となった星天qlayギャザリング。今回は、テナント、YADORESI住民、地域プレイヤーという垣根を軽やかに越え、さらにそれぞれの肩書きさえも忘れてしまうような、にぎわいがありました。

知っているようで、実はまだ知らなかったテナントさん同士が少し深く知り合えたことで、星天qlay全体が、また一歩、あたたかく結びついていく。そんな変化を感じさせる1日でした。

 

取材・文 / 鈴木 佐榮

一覧を見る