星天qlayとは

2025.11.10

想いや悩みをシェアし、コラボ企画が生まれる場に。星天qlayギャザリング vol.14 レポート

個性豊かなテナントが集まる星天qlayでは、「生きかたを、遊ぶまち」というコンセプトのもと、テナント同士や地域の人々がつながり合う“ギャザリング”を定期的に開催しています。

2025年9月18日(木)、今年度3回目となるギャザリングを開催しました。会場には多くのテナントや地域で活動するプレイヤーに加え、横浜(星川・天王町)のまちを舞台に、多様な大人や価値観との出会い、自分自身の生きかたや暮らしについて考えてみるプログラム「生きかたを遊ぶゼミ」のゼミ生としてYADORESIに滞在した大学生たちの姿も。新しい顔ぶれも加わり、活気に満ちた当日の様子をレポートします。

ヨガで心と身体をほぐす、アイスブレイク

今回のギャザリングは、Dゾーン「“生きかたを遊ぶ”住まい」YADORESIのコミュニティビルダー・大越さんによるヨガのアイスブレイクからスタートしました。

大越さん:「普段顔を合わせている皆さんの交流をより深められるのも、このギャザリングの大きな目的。まずは身体を動かしてリラックスした状態で始めましょう。」

大越さんの声かけにあわせて参加者全員が立ち上がり、肩をほぐしたり、円になって深呼吸をしたり。心を自分の内側や隣の人へと向けることで、穏やかな雰囲気の中でギャザリングがはじまりました。

地域とつながる機会に。星川ハロウィンのご案内

続いては、10月26日(日)に星川駅前広場で開催予定の「星川ハロウィン」の案内がありました。

主催する星川商店会*の林会長にもご参加いただき、例年3,000〜5,000人が訪れる大規模イベントについて、20店舗以上の出店予定や仮装コンテストなどの企画の紹介など、地域との連携に込めた思いを語ってくださいました。

林会長「今後もつながりの機会をお持ちできたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。そして、ぜひ皆さんも仮装大会の大人の部に参加してくださいね!」

会長の呼びかけに、会場は和やかな笑いに包まれました。この地域ならではのあたたかさや、住民同士のつながりを感じられるひとときとなりました。

今年度の「星川ハロウィン」は、星天qlayで同日に開催する「星天qlay HALLOWEEN PHOTOラリー」と連携予定ですので、皆さんぜひ仮装してあそびに来てみてはいかがでしょうか?

*令和4年4月に発足した地域団体。保土ケ谷区・星川エリアを中心に、56店舗が加盟し、情報交換やイベントを通じて街の活性化に取り組んでいます。

 

秋のイベント続々。宵祭から星天qlayフェスへ

その後は、施設のエリアブランディングを担うYADOKARI株式会社の木村さん・姜さんより、今後のイベント情報が続々と発表されました。

まず9月20日(土)、ギャザリングの2日後に開催予定の「星天qlay-宵祭-」についてのお話がありました。Eゾーン・fragrante tipicoの兼田さんをはじめ、Eゾーンのテナントのみなさんで企画をしたイベント「JUGOYA FESTA」について音楽LIVEの実施や各テナントによる特別メニューの提供など、盛りだくさんの内容が紹介されました。

兼田さん:「Eゾーンの広場を舞台に、昼・夜各4組のアーティストをお招きして音楽イベントを行います。十五夜にちなんだドリンクやフード、チラシを持参してくださったお客様への特別サービスもご用意しています。」

さらにYADORESIでは、教育をテーマとしたイベント「こども縁日&まちの教育を語るDAY」の開催も。コミュニティビルダーの日置さんからこんなシェアが。

日置さん: 「地域の教育にかかわるまちの方々が子どもたちと縁日を行います。夜は、YADORESIを会場に、毎月開催している持ち寄りの交流会『ポッドラックパーティ』にあわせて、教育をテーマに語り合う場をひらきます。地域の未来や子どものことについて、保護者の方やまちの方が対話するきっかけを作れればと思っています。」

このほか、Cゾーン・ワオキッズさんによる親子で楽しめるイベント企画「わおまつり」や、ペットプラスさんでは、トリミング予約の方への「トリートメントバス」無料サービスの実施など、店舗の特色を活かした企画もシェアされました。

残念ながら当日は天候の影響で一部のみの実施となったものの、テナントの声や地域との連携により、星天qlayに新しい景色が次々と誕生していく未来を想像でき、とても意味のある時間となりました。

さらに、10月の「星天qlayの日」では、「ZINE企画」や「まち歩きイベント」の開催も予定されており、企画を進めるコミュニティビルダーから内容の共有がありました。

日置さん: 「今回は、『ZINEをテーマに本好き・ZINE好きのみなさんが集まって、販売や展示を行います。YADORESIでコーヒーを片手に交流できる場をつくれたらと思っています。」

北見さん:
「親子でまちを歩きながら楽しめる『ナゾ解き星天qlay-HALLOWEEN WALK』を企画しています。横浜国立大学のボードゲームサークルさんに謎解きを作っていただき、参加者はテナントを巡ってヒントやお菓子を集めながらB~Eゾーンを楽しく歩けたらと思っています。テナントのみなさん、ご協力よろしくお願いします!」

そして最後には、星天qlayの一年の集大成となる11月のイベント「星天qlayフェス」の案内もあり、後半のワークショップへとつながりました。

テナント間を超えた企画が次々と誕生!― 星天qlayフェスへ向けたアイデア出し

後半は、B・C・DEの各ゾーンに分かれ、11月15日(土)に開催予定の「星天qlayフェス」に向けた企画を考えるワークへ。

新しく加わったテナントや店長さんも多く参加する中、まずは昨年の雰囲気や各店舗の取り組みを共有。その後、テナントが抱える課題や「やってみたいこと」を話し合いました。

「客層が限られてしまう…」
「活動をもっと知ってもらうには?」

といった悩みが共有される一方で、

「他の店舗とコラボしたら?」
「うちではこんなことができます!」

といった前向きな提案も次々と飛び出しました。
あまり知られていないサービスをもっと打ち出していこうという意見や、はぎれを使ったワークショップ、PILE会員と飲食店のコラボによるアート展示や学びのワークなど、多彩なアイデアが生まれました。

見学していた大学生からは、
「社会人のみで行われる話し合いの場に参加するのは今回が初めて。こんなに意見がスムーズに出て、皆さんが明確なビジョンややりたいことを持っていることに驚きました。」

という感想もあり、テナントの熱量が伝わる、活気あふれる時間となりました。

まとめ

今年度3回目となる星天qlayギャザリングは、ヨガでのスタートから、地域とのつながり、秋のイベント共有、そしてフェスに向けた熱い議論まで、盛りだくさんの一日となりました。

前回はテナントや住民、地域プレイヤーが垣根を越えて交流するあたたかいシーンが印象的でしたが、今回はさらに踏み込み、テナント間を超えた協力や新たなアイデアが次々と生まれる場に。

これから迎える10月、11月はイベントが目白押し。どんな企画が形になり、どんな盛り上がりを見せるのか、ぜひまちや施設の中でその様子をご覧ください!

取材・文:鈴木佐榮

一覧を見る