星天qlayとは

2023.10.23

コラボレーション企画も続々!夏真っ盛りの星天qlayで生まれた賑わいと課題ー星天qlayギャザリングvol.3レポート

相鉄本線星川駅から天王町駅の高架下にある「星天qlay」では、テナント同士の連携を強め、エリアの活性化を図るため、ギャザリングを定期開催しています。8月17日には第3回目となるギャザリングが開催され、すでにオープンしているBゾーン(星川駅部)、Dゾーン(天王町駅西側エリア)のテナントの方々が集まりました。

参加人数は過去最多の15人!そんな第3回ギャザリングの様子をお伝えします。

はじめに、星天qlayのエリアブランディングを担うYADOKARI株式会社の山下さんから、毎週第3土曜日に実施されているオープンデイについて紹介がありました。

Dゾーンにあるレジデンス・YADORESIを解放するオープンデイでは、「誰でも自由に遊びに来れる1日」として、レジデンス内を内覧できたり、大人から子どもまで楽しめるワークショップをなどが行われています。8月にはBゾーンで共にオフィスを構えるハーチ株式会社とコラボレーションし、qlaytion garallyにて「自由研究」をテーマにしたイベントも開催されました。

さらに同じ日には、YADORESIのお隣にある協働制作スタジオ「PILE」でもオープンスタジオを実施しており、「第3土曜日は星天qlay行こう」という習慣をつくれるよう活動していることがシェアされました。

他のテナントからも、テナント間で連携して企画を行ったイベントや、地域の方と接点を持つために企画しているイベントなどの情報が共有され、星天qlay内外での交流が活発になっていることが感じられました。

情報共有の後は、恒例のお題付き自己紹介!ご参加の皆さんには、お店の紹介と共に、今日のファッションポイントをお話していただきました。

「今まで白か黒のみだったのですが、今年からついにカラーシャツが解禁されました」というタリーズコーヒーの店長さんや、「オールブラックの服で、真夏に暑いかなと思いきや、UVカット機能がついていて日焼け対策もばっちりなんです」と自社製品コーディネートを紹介してくれた無印良品 500の店長さんなど、お店の情報と合わせたファッションポイントに「おおー!」と声があがる場面も。空気が和やかになったところで、ワークショップのスタートです!

ワークショップは2グループに分かれて実施。お客様とのエピソードや、日々のなかで感じている課題を付箋に書き出し、グループ内でディスカッションを行いました。

お客様とのエピソードでは、

「はなれマドにいると、声をかけてくださるまちの方も多く、話をするうちにはなれマドに通ってくれたり、街中で会うと挨拶する仲になって、ティッシュ配りをしていたら、地域の方から暑い中頑張ってるねと声をかけていただいた」

など、地域の方との距離が縮まった嬉しいエピソードが。

課題としては、

「”生きかたを、遊ぶ遊ぶまち”という施設コンセプトを十分に体現できていない気がする」

「qlaytion galleryを地域の方たちにどんどん使っていただきたいけれど、周知ができていない」

「ビジネスパークで働いている方や、天王町駅近くにある団地の方とも繋がりをつくって、もっとコミュニケーションをとりたい」

「大学生にももっと足を運んでほしいけれど、沿線にある横浜国立大学の学生は西谷駅に直行してしまう」

「BゾーンからDゾーンまで距離があるので、シェアサイクルなどお客様が徒歩以外で移動できる手段や、全体を回遊したくなる仕掛けがほしい」

といった意見が出ていました。

特に複数の参加者から共通してあげられていたのが、集客、発信、交流に関する課題です。お互いにいつどんなイベントを開催するのか知ることで、同じ日にイベントを開催して賑わいを生んだり、コラボレーションを提案したり、告知し合ったりと、施設全体で相乗効果を生むことができるのではという声も多くあがっていました。

最終的には、全体でのディスカッションを経て、気軽にイベント情報などをシェアし、ざっくばらんに相談できるコミュニケーションの場として、テナントの皆さんが参加できる仕組みを検討することになりました!

他にも、参加者からは

「ただバックヤードで休むだけではなく、星天qlayで働くスタッフの休憩スペースとして、qlaytion galleryや星天qlay内の施設やお店を使うことができたら楽しそう」

「駅や星天qlay内のいろいろな場所で出張販売会や試飲会をしたい」

「毎月行っている試乗会で他のテナントさんの販促物や試供品を配ったら、皆さんの販促にも繋がるし、試乗会も盛り上がると思う」

「リレー形式で、それぞれのテナントの得意なところを活かした市民講座のようなものを開催できたら、話題性もあるし、お店の人たちの顔が見えて星天qlayをより身近に感じてもらえるかも」

などなど、星天qlay全体を盛り上げるための企画案が次から次へと出てきます。さらには、「うちの店だったらYADORESIのはなれマドをこんな風に使えるかも」という案を出してくださるテナントの方々も多数いらっしゃいました。気楽に相談ができる場として作成されたチャットを活用し、こういった企画がどんどん実現していくのが楽しみですね!

ワークショップ後の模造紙

また、Bゾーン内、Dゾーン内での交流はあるものの、ゾーンを超えた交流が少ないことも話題に。「星天qlayの皆さんで飲み会をしたい」、「オープンデイの夜に、Dゾーンのテナントが集まってYADORESIでポットラックパーティーをしているので、Bゾーンの皆さんもぜひ参加してほしい」と、一緒に食事をしながら親睦を深めたいというお誘いの声もありました。

時間ギリギリまで話が盛り上がり、ギャザリングの本編は終了。その後もqlaytion galleryを解放し、施設を運営している相鉄ビルマネジメントの担当者の方々に相談ができたり、テナントの皆様が自由に交流できる時間が設けられました。

ワークショップ内で話題になった企画を実現できないか具体的に話し合ったり、お互いが開催しているイベントの詳細を聞いたり、ファッションポイントについて話をしたりと、皆さん時間の許す限り、たくさんの方々とコミュニケーションをとっていました。中には、

「○○さんとお話しようと思ってよくお店に行っているんですが、なかなか会えないんです。」
「何時頃ならよくレジにいます!」

と会話をしている店長さんたちも。オープンから数か月が経ち、少しずつ、けれど着実に関係性が築かれていることを感じる一幕でした。

自分のお店のことだけでなく、施設全体で賑わいを生む方法を一人一人が考えている様子が印象的だった今回のギャザリング。オンライン、オフラインでの気楽な交流の場が増えることで、これから星天qlayにどのような変化が起きるのでしょうか。その変化を楽しみながら、次回のギャザリングを待ちましょう!

取材・文/橋本彩香

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